10年前の私は今に比べると金が無かった。
当たり前だけれど。
収入は少ないし(今も少ないが)、資産も無い。
おまけに今より若くて物欲もあったから欲しいものを我慢するのに難儀した。
買いたいけれど買えない状況に随分と気が滅入ったものだ。
消費より投資を優先していたから無暗に使ってしまうと元も子もなくなるし、
そう考えるとなんだか余計いら立ちが募る。
時は流れて現在。
収入の方は相変わらず少ないが、資産は大分増えてきた。
増えたからといって高価なものを何でも買えるという訳ではないが、
手を伸ばせば買えるものが随分と増えた。
じゃあパッパッと金を使おうかと思って使えるかと言うとそうでもなく、
長年のせこケチ生活で染みついた貧乏性は全く抜けずに
数百円の誤差で相変わらずうんうん思い悩んだりする。
それに昔買いたくても買えなかったものが
買えるようになるとそれはそれで何だか興味が失せた。
結局上手く金使って楽しめてねえじゃねえか!と突っ込みたくなるが、
これはこれで良かろうと思っている。
買いたくても買えなかったあの時から、
買えるけど別に必要無いから買わないと、
そう前向きに思えるようになったから良いじゃないかとそう思っている。
コメント
よしみつ
「買えない」から「買わない」へのスライドを確かに感じます。
ちなみに、買い物で一番幸せを感じる瞬間はスーパーの見切りセールでお気に入りをゲットできたときだったりします。
2018/10/04 URL 編集
deds
それは見栄という。
2018/10/05 URL 編集
O.A
> 「買えない」から「買わない」へのスライドを確かに感じます。
> ちなみに、買い物で一番幸せを感じる瞬間はスーパーの見切りセールでお気に入りをゲットできたときだったりします。
限られた給料を節約と投資で殖やしてきたような人は、
大体そういう思考になるんでしょうね。
私もそうですw
2018/10/08 URL 編集
O.A
> それは見栄という。
まさにそうですね。
2018/10/08 URL 編集